ゴルダックなど、第1世代で手の指が4本だったポケモンは、アニメ版以降は大体3本か5本に変更されています。
というのも、4本指は差別的表現ということで、日本では自主規制されることが多いということらしいです。
参考リンク:指の数 – アニヲタWiki(仮) – アットウィキ > フィクションにおける指の数
ということで、大人の事情で指の数が変更されたポケモンの例を1体ずつ紹介していきます。
ゴルダック
参照:Golduck (Pokémon) – Bulbapedia
第1世代の公式イラストでは、よく見ると手の指が4本あります。
赤緑のイラストを見ると、右手は親指に爪がありますが、左手の親指にはありません(描き間違い?)。
しかし青版イラストを見る限り、手の指は4本で親指には爪がないのが本来の設定のようです。
ところが、ポケスタやアニメでは親指にあたる指が無く、3本指になっています。
ゲーム本編のドットを確認すると、赤緑~青では4本指ですが、ピカチュウ版(比較的アニメ版準拠のグラフィック)では完全に3本指となっています。これ以降のゲームのグラフィックも3本指で固定されています。
ここで公式イラストも3本指に統一
ゴースト
参照:Haunter (Pokémon) – Bulbapedia
赤緑~青版の公式イラストは指が4本です。
しかし、アニメ版、ポケスタでは3本になっています。
ゴルダックと同様、ドット絵も赤緑青では4本だったのが、ピカチュウ版では3本に修正されています。
これ以降も3本で固定…かと思いきや、
3本指
第3世代で4本指に戻ってる!!
FR/LGの公式イラストは3本指なんですが… 何故…
第4世代で3本指に戻っています。
関係ないですが、ドット絵だけで見られる手の周りが赤く光る演出が好き。3Dモデルになってから無くなっちゃったのが残念。
バリヤード
参照:Mr. Mime (Pokémon) – Bulbapedia
赤緑~青の公式イラストは手の指が4本です。
これがポケスタ、アニメでは5本に修正されています。
しかし、これまでの2体とは異なり、ドット絵はピカチュウ版でも4本指のままです。指が大きいので、ドット絵で5本指を描画するのが難しかったとか?
4本指
ゲームのグラフィックが5本指に修正されたのはFR/LGからのようです。
公式イラストを更新したのに合わせてドット絵も変更したようです。
こうやって見てみると、ポケスタやアニメ版で指の数が修正されたのは同じですが、ゲーム本編への反映の段階はキャラによってまちまちのようです。
他にも同じように修正されたポケモンがいますが、キリがないのでここまで。
とりあえず、私が気づいたポケモンの名前と修正後の指の数を下に載せておきます。
- ヒトカゲ→ゲーム本編は4本、アニメ、グッズ等は3本に修正→2022年頃から4本のものも
- カメックス→赤緑のみ4本、それ以外は3本
- ラッタ→3本に修正
- ニョロボン→青版公式イラスト、金銀~RSEドット絵は明らかに4本。FR/LG以降は3本に修正
- ゴローニャ→3本に修正
- ブーバー→5本に修正
- カビゴン→赤緑公式イラストは4本、青版イラスト、第1世代ドット絵3本でブレあり。現在は5本が主流
- プテラ→3本に修正
- リングマ→5本に修正
リングマ(第2世代)! うっかりしてたのかな?
■2019/7/16 ヒトカゲの参考画像を追加、表記を修正(アニメのみだと思ってたんですが、ゲームの3Dモデル以外は3本っぽいです)
引用元:ポケモンセンターオンライン
2018年6月30日発売
2018年11月16日発売
■2023/10/15 ヒトカゲの表記を追記
2022年にポケモンカフェで使われたイラストで、ヒトカゲの指が4本になっているのを確認。
カフェのヒトカゲのオブジェもこの時点で4本指のものが置かれていたようです(リンク先参照)。
2023年現在ではまだ3本・4本混在してるようですが(アニメは3本っぽい)、今後は4本に移行していくのかも。
■2019/6/22 追記
ちなみに第3世代以降は、人の手とかけ離れたデザインであれば4本指もOKということになったようです。
(例:グラードン・カイオーガ(第3世代)、ジャランゴ・ジャラランガ(第7世代))
「ただしサマヨール、テメーはダメだ」
(画像参照:Dusclops (Pokémon) – Bulbapedia)
(ネタ参考:【マジかよ】ポケモン「サマヨール」指の数が増えていた(※画像) – ぽけりん)
第3世代ドット絵のみ指4本、公式イラスト5本ってことは、ゴーストと同じパターンのようです。
そう言われてみると、公式イラストの手、小指を後から描き足したように見えなくもないですが…真相は謎です。